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シャーロック・ホームズ

映画「シャーロック・ホームズ」を見てきました~*
ハリウッドだしな~…どうかな~…と思いつつだったんですが、結構面白かったです♪パンフレットが売り切れてたのが痛いなー (T.T)

嫌がりながらも結局ホームズを手伝っちゃうワトソンと、寂しんぼか?て感じの、カッコいいんだかヘタレなんだかなホームズの掛け合いが楽しい。この辺、ハリウッドらしいバディものな雰囲気が…(笑)。細かく笑えるとこも良かったな。ホームズの周りの人は大変だなー。犬まで。て感じで、ホームズの変人っぷりはよく出てるんじゃないかと。
話の方は、何だか「TRICK」みたいだったかなー(笑)。娯楽作品としては過不足無い感じで良いんじゃないかと。思いっきり続編作れそうな…というか作る気満々?みたいなオチ辺りでしたが、どうなんですかね。

派手なドンパチアクション的なトコは、ああハリウッド…と思っちゃうし、ホームズっていうと、どうしても今までの定番イメージがあって、個人的にはやっぱりジェレミー・ブレットが最高でしょ…というのがあるんだけど、それでも「これはこれで面白いホームズで、有りだな」と割り切って楽しめたので、充分満足でした♪
ロバート・ダウニーJr のホームズは、妙に可愛いですv*

コアなシャーロキアンはどう思うのか、ちょっと聞いてみたい気がしますが(笑)。
   
    
…そういえば、「アイアンマン」がちょっと気になってたのに、未だに見てないなーというのを思い出しました…

TRICK

そういえば、劇場版新作情報が出てたな~!ということで。
マジすか!これは楽しみ♪
でも、不安なトコも少々あったり~…(^^);; いや、映画だと、なんとなく大味になっちゃう傾向がある気がして。面白いんだけど、微妙にTV版程のキレがないというか。
とか言いつつ、やっぱり期待しちゃうんですけどね♪ 奈緒子、ついに暴れん坊将軍と…(笑)!!
劇場版2のラストは無かったことになるのか有りなのか…でもハルさんとジャーミー君が出なきゃTRICKじゃないしなぁ(笑)。

しかし、10周年とはね~。もうそんなになりますか…
映画の他にも何かあるっぽいのが気になりますね。TVシリーズもありとか?

「ER12」&「タイタニア」

「ER12」と「タイタニア」を、見たいな~早く地上波放送にならないかな~…と思っていたのに、どっちも1話目を見逃してしまいました;;; 丁度留守にしていた間に始まるなんてー… ○| ̄|_
ちゃんとチェックしてなかった自分にヘコみますわ…;;;
2話目は見ましたが、ERはともかくタイタニアはさっぱり分からない…(´▽`);; でもとりあえず見ていこうかなと。

ERはまたメインのエピソードが重い話で…。実際にあるんだろうな、こういう問題…と思うとやりきれませんよね…。赤ちゃんの傍にいてやりたいと言うレイにちょっと泣かされました。
ルカ&サムも相変わらずモメ続き…ルカも確かに色々問題ありだろなとは思いますが、サムもどうよ…とか思うのは私だけですか…

海外ドラマ

やっとNHKで「ER」シーズン11の放送が始まって、わ〜い* て感じです。10がエラい所で終わってしまって、ちょっとどうなんのさ〜!と気になってたんで。しかし続きもエラい事になってて、うわ〜… ○| ̄|_ でしたが。
とか言いつつ、ERってシーズン2くらいまでしか見てなくてですね。間をすっ飛ばしまくって、チャングム(なんとかミン・ジョンホが報われて良かった…)やチェオクの剣(あの救いの無さは何だろうか…)を見てた流れでたまたま10を見たら、キャラや人間関係はさっぱり分からない(笑)ながらも、目まぐるしさは相変わらずで、あー何かやっぱ面白いなーと。
今のとこ、ルカ×サムの行方が気になります。なんだか暗雲立ちこめてて、どうなるんだ…て雰囲気だし。このドラマのことなんで、ろくな事にならなさそうな気がして仕方ない…;;;
でも。展開が気にはなってても、実はルカ×サムのカップリング、どうも見てて納得いかないっていうか落ち着かないっていうか。何でだか分からないけど、しっくりこないんですよね。ただでさえしっくりこないのが、更にこじれてるもんで、もう見ててヤキモキモヤモヤで大変です(笑)。どーでもいいですが、あの中でなら、ルカはアビーとの方がお似合いに見えるんだけど…と思っていたら、ドラマ中での話によると、ルカとアビーは付き合ってた事があって、既に別れてたそうで… ○| ̄|_ 見る目ねェな私…;;; まあ、私の好みはともかく、なるべくならハッピーエンドになって頂きたいものです…。カーター先生んトコも、辛い暗雲状態ですが…。やるせない……
あと気になるのは、ニーラの今後ですねぇ。自分はどう進むべきなのか、何が向いてるのか、できるのかっていう悩みは、すごく共感しちゃいますしね。彼女の選択と着地点が気になります…
何にしても、楽しみが一つ増えて嬉しいですわ〜*

あと「プリズンブレイク」も見てます。すっごく面白いんですが…でも、すっきり終わってくれるんですかねぇ、コレ…;; とにかく犠牲者出まくりだし、後味良い最終回にはなりそうもない様な…;;; そして誰もいなくなった状態になったりしないだろうな…て感じで。………つか、シーズン3もあるってマジっスか?!? まさか、いくらなんでも陰謀ネタをこれ以上引っ張ったりはしないよね?どうするんだろう………結局気になって仕方ないってワケですな(笑)。

「セブンソード」「武士」「プライドと偏見」他

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先日、ちょっとまとめてレンタルして観たので、感想などメモっとこうかと。

『セブンソード』
カッコイイ〜〜〜!!! て感じです。アクションと音楽 が。
ストーリーは、中国版「七人の侍」っぽいですが、見終わってみれば「セブンソード -序章-」て感じの話でした。基本的には、設定とかすっごくツボな作品なんですけど、ツッコミ所の多さが、激しく惜しいです。詰め込み過ぎというか……もともと4時間あるのをカットして2時間半にしたそうなんですが、その割に説明不足なのに無駄が多いというか。昭南と緑珠のエピソードは良いんですが、郁芳が昭南に惹かれてしまって…というのは別に要らなかったなー、原作でもそうなのかもしれないし人間ドラマ描きたいのは解るけど、連ドラじゃないんだから、一貫して志邦とラブラブって事にしといた方が、ラストは感動だったと思うんだけどなー(でも最終的に郁芳は志邦の事どう思ってんですかね?アレ…。何か、最初から志邦の方が一人で盛り上がってて、郁芳は終始引き気味にしか見えない上に昭南が絡むんで、イマイチよく分からない…;;)とか、裏切り者がいるってのに、村人皆を洞窟に置いてきぼりにするってどうなの…とか、他にも細かいツッコミ所が色々あるんですが、何より「千年の剣」を出した意味って何ー?!! というのが気になって仕方ないです;; 使わないものを何故出す?! 続編の為の布石なんでしょうか?? 原作ファンへのサービス??
あれこれ半端に詰め込むくらいなら、いっそアクションメインにスッキリまとめて欲しかった気がします。七剣も、それぞれもっと使い手のキャラや剣の持つ意味が活かされたエピソードが見てみたかったし。穆郎とか龍子とか、いいキャラだと思うんだけど、微妙に影薄いし。元英の活躍ももっと見たかったな〜。ユンツォン(漢字出ない;;)と元英の剣の稽古シーンとか、もっとあったら良かったのに…。
映像的にも、多用されるスローモーションが、効果的とは言えないのがちょっとなぁ。何か見辛くて…。あと、あんまりグロいのは勘弁して欲しいなぁ、と(初っ端から念のいった虐殺シーンってのは少々キッツいですな)。
…とか色々言ってますが、それもひたすら「惜しい」と思うが故で。4時間の完全版見たら、ツッコミも少なくなるのかな…(笑);; 出ないかな、完全版DVD…
とは言え、アクションだけでも見て損は無いと思います!ラストの狭い通路でのアクションとか、もうスゲ〜…としか言い様がないっス。昭南カッコイイ〜〜vv 七剣のデザインとギミックも面白いし。一応続編製作の話はあるらしいので、是非とも、もっとシンプルな話でアクションたっぷりな続編作って頂きたいです。ホント、設定とかキャラとか、勿体無いと思うんで。話的にも、ここからが本編だろって感じですし(笑)。結局、文句つけつつも、好きか嫌いか聞かれたら好きなんですな、これ。
そして、TVシリーズの「セブンソード」も激しく気になってます*

『武士-MUSA-』
セブンソードに入ってた作品紹介を見て気になったので、見てみました。『彼らの使命は「敵国の姫」を守ること』というコピーから想像したのとはちょっと違う雰囲気で、重たいですが悪くはなかったです。戦闘シーンの、何もそこまでリアルにやってくれなくても的描写には、ちょっと疲れますけど;;; そんなシーンの連続なもんだから、余計にね…;; 首や手足が飛びまくるのや血が苦手という人は見られないんじゃないかと。セブンソードもメじゃないっス。ラストの、ヨソルが腹の槍を引き抜くシーンは「ぎゃ〜〜〜っっ;;;」て感じでしたよ;; そういう話なんだから仕方ないといえば仕方ないんでしょうが。
そういう部分と、主人公達のやる事なす事裏目に出てばかりで追い詰められていくのが見てて切ないのと、ラストもアレなので、何度も見たい作品ではない…かなぁ。
エリートお坊ちゃまだけど青くて空回りばかり(でもそこが可愛い気もしたりしなかったり)なチェ将軍とか、いかにもお姫様らしい高慢と浅はかさを披露しつつ憎めない(「ちょっと外の世界を見て自由を味わいたかった」みたいな告白には、えぇぇ…と思ったけど。)芙蓉姫とか、キャラは良いんですけどね。槍の達人ヨソルもすごくカッコイイけど、なんといっても

隊正カッコ良過ぎ。

実は彼が主役でしょ、これ。なんですか、あの燻銀のカッコ良さ。沈着冷静で、弓の腕は百発百中…凄過ぎます。私がランブルファ将軍だったら、迷わず隊正をスカウトするね!芙蓉姫だったら隊正に惚れるね!本当にカッコイイ、ナイスキャラですvv
…ビジュアル的に一番好きなのは、ランブルファ将軍なんだけどね(笑)。素敵〜…vv

『プライドと偏見』
あんまり期待せずに見ましたけど、案外良かったんじゃないかと思います。流石に映像綺麗だし、ダーシーのプロポーズシーンも、一回目のも二回目のも「おっ、こうくるかー」て感じで良かったです。ネザーフィールドの舞踏会シーンも見せ方が面白くって、ツボでした♪この作品の「群像劇」的部分が凝縮されてるというか。
ストーリー的には、駆け足感があったりもしますが、思ったよりずっと原作に忠実でしたね。特典映像(これ、特典が結構充実してますよね。嬉しいv*)でアメリカ版EDも見ましたけど、これは別に無くても良いなー、うん、オマケで充分、て感じ。二回目プロポーズの、朝日の中でおでこくっつけ合ってる絵がすごく素敵だったので、それで充分かと。ミスター・べネットの涙で終わる方が味わいがあって、私は好きです。アメリカ版EDも甘々で、決して悪い訳じゃないんですけどね(笑)。
キャスティングは、どうしてもBBC版と比べちゃうんで何ですが…とりあえず、個人的には、やっぱりダーシーは「違うなぁ…」と思ってしまいます。何かこう…気弱そうで…。ちょっと厭世的というか寂しげな雰囲気があるのが面白いかな、とも思うんですが…。原作読んでの外見イメージが「冷ややかで厳しそう」なんで、これはやっぱりBBC版のコリン・ファースがぴったりだなー、と。や、マシュー・マクファディン自体はなかなか素敵だと思うんですけどね。
キーラ・ナイトレイのエリザベスは、可愛くて良かったですv* BBC版のジェニファー・エイルも知的美人で素敵だけど、下手するとジェインより年上に見えちゃうのがね…;; て感じなので。キーラ・ナイトレイの方が、イメージに近いです〜。ちょっと現代的過ぎる気もしますけど、それはまあ仕方ない…かな?
あとは、コリンズとレディ・キャサリンがインパクトあったなー。コリンズの方は「面白い」って感じですが、レディ・キャサリンは「怖い」です。あの髪も何だか怖いです。流石の貫禄というか、いやもうとにかく迫力あるったら…(笑)。あれに立ち向かうエリザベスは、つわものですな。
髪と言えば、ビングリーも、最初どんな髪型やねん…とか思いましたが、ものすっごくお人好しそう〜〜な笑顔が可愛くて良かったです(笑)v*

『エミリー・ローズ』
CMとか見て気になってたので、借りてみました。「悪魔祓いの儀式」で死んだとされるエミリー・ローズ。儀式を執り行なった神父は有罪か無罪か、エミリーは悪魔に憑かれていたのか病気だったのか……というお話な訳ですが。
法廷劇の色の方が強い感じなので、ストレートなホラーを期待して見るとガックリしそう(その点で、あのCMはちょっとJARO…)。あと、神だの悪魔だのいるわけないし、そんな議論時間の無駄!てタイプの人には相当つまらないだろうし、逆にそういうものを信じる人には、かなり興味深いんじゃないかな〜…という、本当に見る人によって見事に評価の別れる作品なんじゃないかと。
で、個人的にはというと、結構良い作品だったと思います。色々考えさせられる話で。そもそもが決着付く筈が無い問題なので、劇中でもハッキリした結論は無く、その辺は見る人にお任せな結末ではありますが、そこが良いのかな、と。判断材料の提示が本当に五分五分って感じなのが面白いというか。
それに、ホラーらしいホラーじゃないとは言っても、エミリー役のジェニファー・カーペンターの演技が凄過ぎて、充分怖いです。
それにしても、登場人物中一番凄いのって、エミリーのボーイフレンドのジェイソン君だよね。最後までエミリーの傍にいたっていうのがね。オトコマエだなージェイソン。

『ウィンブルドン』
この間TVで観た「ロック・ユー!」で、何だか眼力のある俳優さんだなぁ気になるなぁ…と思った、ポール・ベタニー。その翌日レンタル店で、たまたまこの「ウィンブルドン」のジャケットが目に入って、あれ?この人〜……と手に取った勢いで借りてみた一本。爽やかスポーツラブストーリーで、なかなか良かったですよ〜♪ 王道というかオーソドックスな話だし、ぷふっと笑っちゃうトコも結構あって、気楽に見られる感じです。イギリスの風景も綺麗で素敵v* 主人公・ピーターの、素朴なイイ奴って感じのキャラも良いし。ポール・ベタニーの演技が可愛いっスvv
ヒロインサイドの描写がちょっと物足りないかなー、という気もしましたが。
でもまあ、嫌味のないハッピーエンドな話なので、満足な作品でした。

↑てな訳で、ついでに『ロック・ユー!』(笑)。王道少年漫画っぽいストーリーで、結構面白かったと思います♪ いやー、やっぱ時代物は良いですね!なるほど、馬上鎗試合ってこんな雰囲気なのね〜という感じで良かったです*
キャラも皆良い感じでした。特にポール・ベタニー演じるチョーサーが何だかイイ味v 遊んでるなぁ。あと、エドワード王子のカッコ良さは反則だと思います(笑)。ちょい役なのにオイシイとこをかっさらうのは王子だからですか。衣装もカッコイイ…vv
あ、でも、ヒロインはイマイチかな…。騎士には貴婦人!なのは分かるけど、正直どこがいいんだろう…と思ってしまったんですが。鍛冶屋のケイトの方が、ずっと魅力的な気がするんですけど〜…;;; その辺が、ちょっと残念。

トリック2 超完全版

先日から弟がDVDを借りてきてたんで、今更感はありますが「トリック2 超完全版」を見ました♪
以前から気になってた「やむ落」が見られて良かったっス!何か、やむ落入りで見ると、なんとなく上田さんと奈緒子のラブ度がアップしますね(笑)。最終話とか。
もう何回見たんだ?ってくらい見てるトリックですが、やっぱり面白いです。間と小ネタが良いっスよね〜(笑)* そしてやっぱり、矢部さんの相棒は石原君が最高だと思うですよ……

パイレーツオブカリビアン - デッドマンズ・チェスト

先日、「パイレーツオブカリビアン」観てきました〜*
思いっきり「3」に続く!! な終わり方だったので、スッキリはできませんでしたが、いやもう面白かったです♪めちゃめちゃ笑いました。何か前作より馬鹿度がアップしてる(笑)!! 前作はあんまり関係ないのかと思ってたら、前作キャラ続々登場なのにビックリ。前作観てなきゃ分かんないじゃん(笑)。
そして、今回も一番オトコマエだったのはエリザベス。ウィルの漢っぷりが結構上がってるんだけど、エリザベスもアップしちゃってるのでプラマイゼロ…(笑)。いいのか、それで!! 船長も、相変わらずのヘタレ(なのにオイシイ所は持っていく)っぷりで、素敵でした♪
内容的には前作より更にファンタジーっぽくなったなぁ、て感じでしたが、映画館で観るべきなのは確かかも。対イカ戦とか。
「3」も楽しみ〜♪ だけど、ちゃんと3で終わるんだろうなぁ…?;;
とりあえず、ちゃんと完結してDVD出そろったら、一作目から通して見てみたいな*

「トゥルー・コーリング」

思いっきりローカルな話ですが、深夜放送で「トゥルー・コーリング」が始まって、嬉しいっス〜!!* 前々から、見てみたいかも…と思ってたドラマなんで、やった〜* て感じです。うへへ。今2話目まで見てるんですが、噂に違わず面白いです♪ 見ていて、もどかしくなっちゃいますけど(笑)。そこがミソなんだろうな、やっぱり。いやー、2話目のラストは、ぐっときたわ…。でもなんだか、トゥルーの姉さんと弟に、ちょっとイライラするのは私だけですかね……これから挽回するんでしょうか。

「ヴィレッジ」「掠奪された七人の花嫁」他

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昨年末あたりからこっち、レンタルでちょこちょこ見た映画の話なぞ。

「ヴィレッジ」
予告編やパケのあらすじ見て、クリーチャー系のホラーかと思ってたら、全然違いました。あの予告編は、ちょっと作り方間違ってるような……あっ、もしやミスリードさせる為に、わざとあんな作りに?(違うだろ…)
でもかなり好きです、これ。好みのタイプの作品でした。途中で、もしかしてこれって…とオチには気付くんですが、それでも「うわ〜…」と何とも言えない気持ちにさせてくれます。ラストの、ヒロイン・アイヴィーの一言とか。じわ〜っと精神的にくる怖さが良いです。ユートピアだと思っていた世界も、結局完全なユートピアではなかったということを自ら証明してしまった…という感じなのかなぁ…と思ってみたり。その後の村がどうなっていくのか考えると、複雑です…
ビックリする様な"いかにも"なシーンはあんまりないんですけど、「何か」の姿が画面の端にちらっと映る所や、森の中でアイヴィーの周囲に赤い木の実が一面に広がっているシーンなんかは、ぞくっときますね〜。細かい演出が案外怖いです。アイヴィーの、盲目という設定も結構生きてるし。まあ、盲目にしては、森の中突っ走ってたりして、ええっ…と思ったりもするんですが(笑)。でも健気に頑張るアイヴィーは、好感の持てるヒロインでした。ヴィジュアル的にも好みv* DVDの吹き替えで見たんですが、吹き替えのキャスティングも良かったんじゃないかと思います。
もちろん、ツッコミどころはそれなりにあるんですけどね。20〜30年でそこまで作り上げられるものなの? とか、いくらアレだからって、盲目の娘を一人で森に行かせる父親とか…。でもやっぱり、重箱の隅つつくよりは、雰囲気を楽しむべき映画ってとこでしょうか。ラブストーリーとして見るのもいいかも(笑)。アイヴィーの視るルシアスの「色」って、何色だったんだろー…

「ローズ・レッド」
映画じゃなくて、テレビドラマですね。ウィンチェスターハウスがモデルなの? という感じの幽霊屋敷が舞台のお話。スティーヴン・キングなので期待して見たんですけど、4時間以上あるのにテンポがあんまり良くなくて、ちょっと途中でダレる作品でした。キャラを丁寧に描く所はキング作品らしいな〜て感じで好きなんですが、肝心の幽霊屋敷がそれ程怖くない…。屋敷の雰囲気自体はすごく良いし、石像が動くとことか、部屋が姿を変える瞬間とかは「おぉっ」と思えて良かったんですけどね。テレビだから、特撮やCGにも限度があるのかもしれないけど。何というか、微妙〜にメリハリが足りないんだよね…。主人公(?)のジョイスが、だんだん嫌な人になってくのもなぁ…何かなぁ…;;(それもキングらしいっちゃ、らしいか?)

「シャイニング」
またキング。以前テレビドラマ版を見て、最近原作も読んだので。う〜〜〜ん…個人的にはテレビドラマ版の方が好きです。映像は、綺麗で緊張感もあって確かに素晴らしいと思うんですが。ジャック・ニコルソンの演技が怖くて、スゲーな…とは思うんですが。ダニーの超能力がほとんど意味ない設定になっちゃってたり、ディックが「何しに来たの…」て役回りだったり、ラストが「えっ? それで終わり?! そんだけ?!」て感じだったりで、ドラマ版と原作のラストに涙した者としては、映画版はいただけませんでした…。残念。一番最初に映画版見てたら良かったのかも。

「キャリー」
もいっちょキング(笑)。原作を読んだので、映画も見てみることにしまして。な…泣ける…。初めてオシャレして、プロムに出席したキャリーの幸せそうな笑顔がほんっとに可愛くて、笑顔になればなる程、キャリーの望みはものすごくささやかでごく普通の事なのに…と、可哀想で可哀想で泣けてしまいます…。血を浴びせられた時に、周囲の「皆」が、優しくしてくれた先生までが自分を嘲笑っていると受け止める事しかできなかったというのも、また不幸…という感じで。切ないっス。ラスト辺りは、キャリーとスーが対峙する原作の方が好きかなぁ。
それにしても、キャリー役のシシー・スペイセク、当時27歳だったってマジっスか!! スゲー……

「掠奪された七人の花嫁」
古〜いミュージカル映画です。古いので、背景が書き割りなのが丸わかりだったりして(メイキングによると製作期間と予算が相当少なかったらしいので、そのせいもあるんだろうけど)、うわ〜と思ったりもしますが、とにかく楽しい笑える映画です♪ おススメ*
山奥で暮らす七人兄弟が、やっと結婚した長男に感化されて、自分達も嫁が欲しい! と街で気に入った女の子達をさらってきちゃう(なので、正確には"掠奪された花嫁"は6人ですね(笑)。)という、突拍子もないストーリーではありますが、まったく嫌味のないほのぼのラブコメなので、野暮な事は一切考えずに楽しむのが吉、て感じですね。ミュージカルなのでダンスシーンが沢山あるんですが、お祭りでのダンスシーンは凄いです! ダンスっつーか、ほとんどアクロバット(笑)。あれは一見の価値ありじゃないかと思います。ヒロインである長男の嫁ミリーが、義弟たちに女の子との付き合い方を教えるシーンでのダンスも、すっっごく楽しそうで良いです〜♪

「闇を見つめる瞳」
サイコサスペンス…になるんでしょうか。子供のいない若夫婦が養女として引き取った女の子は、実は逃亡を続ける強盗殺人犯夫婦の一人娘。実の両親が、娘を取り戻そうと若夫婦と娘に迫る…という話なわけですが。「逃げて〜!!!」と手に汗握っちゃうのは確かなんですが、何だか微妙に地味というか、サイコサスペンスな割には大人しい印象の映画でした。若夫婦と女の子が家族になっていく様子は微笑ましくて良いんですけどね。実の両親が娘を取り戻したい理由がイマイチわからないというか。特に父親。愛情からとはとても思えないし…。自分の所有物を他人に取られたのが気に入らないって事なのかなぁ……と想像するしかないのが、印象の弱さの原因かなーとか思ってみたり。謎。最後は、皮肉な結末って感じですね。

「オリバー・ツイスト」&「プライドと偏見」

先日「オリバー・ツイスト」を観てきました。
うーん……… 私、原作読んでないんですね。で、よく知らないまま、タイトルがこれなんだから、きっと「主人公が波乱万丈紆余曲折ありながら成長していく話」か「色んな人と関わりながら、主人公が周囲に影響を与え変えていく話」か、とにかく「オリバー」が活躍する話なんだとばっかり思い込んでたんですよ。うたい文句もそんな感じだった気がするんですが… その勝手な思い込みが仇になりました。
違うんです。どちらかといえば後者な話でしたが、オリバーはただひたすら状況に巻き込まれ流されるだけ。何を主張するわけでもなく、思いきった行動をするわけでもなく(葬儀屋を逃げ出したくらい?)、主人公以外の人物ばかりが動く話でした。オリバーは純粋純粋というけど、どう純粋なのか、何を思いどう考えてるのか、微妙に表現が足りないような…。9歳の子供に意志や行動を期待する方が間違ってるのかもしれませんが、主人公である以上は、もう少し動いて欲しかったです。
もとが文学作品である事を考えれば、当時のイギリス社会の明暗部を描くのがテーマで、そこを見るべきだったのかなと思うし、もう一度見たら違った見方になるかなとは思うんですけどね。それならそれで、今度はまた別の物足りない部分が出てくるわけで。フェイギンの素性とかの説明があったら、ラストはもっと泣けたんじゃないかなぁ…。何か事情がありそう?と思ってたのに、何もなかったし。ドジャー達がその後どうなったのかも、分らなくて気になる……
映像はすごく綺麗だし、丁寧に再現された19世紀ロンドンは、その辺りがモロツボな私にはたまらなかったんですが… 
展開が早くてドキドキする場面も結構あったのに、全体の印象は「淡々とした映画」でした。同監督の「戦場のピアニスト」も、主人公の生への執念には感嘆するけど、そんな感動落涙ってほどでもないなぁ…;; て感じだったし、この監督さんの作品は合わないのかな〜…;;(…私の感受性が鈍過ぎるだけか?;;)
あ、そういえば、グラナダTV版シャーロック・ホームズで2代目ワトソンを演じてた俳優さんが出てらっしゃいましたね(ブラウンロー氏役)* お元気で活躍してらっしゃるのね〜て感じで、何か嬉しいっス(笑)*

文学作品といえば、結局劇場に観には行かなかったけど、「プライドと偏見」も気になってます。これ、原作が何度も読み返してる大っっ好きな作品なんで、どういう映画になってるのか気になるとこなんですが。どっちかというと不安な感じで;; 
BBC版のドラマがかなり見事な出来なんで(DVD欲しい…)、あれ以上を期待するのは難しいかなぁ、と…。キーラ・ナイトレイのエリザベスは良い感じかも? …とは思うんですけど。BBC版見ちゃったら、ダーシーはコリン・ファース以外有り得ねぇ… 何であんなカッコカワイイのかコリン・ファース…
とりあえず、映画版はレンタル出たら見てみようかな……

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