周防丸屋◆ダイアリィ

ハーモニィRomance (ロマンス) 2009年 04月号 [雑誌] 宙出版 2009-02-21 by G-Tools

本日発売です。「公爵と薔薇の姫君」（原作/バーバラ・カートランド「たわむれの宴のあとで」）125Pを描かせて頂きました。よろしくお願い致します！*

いつか描けたらいいな〜と思っていた、ヒストリカルです〜♪いやもう、ドレスとか描いててホンット〜に楽しかったです！もっと隅々まで凝りたかったし、画力とか勉強とか追っ付いてないなーというトコも多いんですが;; でもとにかく楽しかったな〜、とvv*
19世紀のお話ですが、原作ではハッキリ何年、というのは書かれてなかったので、1860年代後半に設定してみました。原作読んだ感じでは、70〜80年代かなぁ、とも思ったんですけど、クリノリンドレスが描きたい…というだけで（…;;）、ギリギリクリノリンでもOKかな、という年代に。大分クリノリンも小さくなってる頃ではあると思いますが;;

今回も、弟にベタとか服のトーンとか手伝ってもらったんですが（ありがとよー！更にトーン削ったり背景描けるようになってくれたら、姉さんは泣いて喜ぶぞ、弟よ！）、「今回のヒロイン、今までで最年長？」と聞かれてしまいました。…18歳です。…最年少です。何故だ。

ストーリーの方は、今回もかなりオリジナル部分が多くなってます;;; 特にラスト辺り。原作ではサスペンスな展開なんですが。より少女漫画チックになっております。
今回描かせて頂いたバーバラ・カートランドロマンス、まだ10作くらいしか読んだことないんですが（絶版ですけど、200冊近くあるんですよね…凄過ぎる…）、この方の作品は、なんというか…色んな意味で“砂糖菓子”って感じです。ほぼヒストリカルだからかもしれませんが。ハーレを立て続けに読んだ後なんかに読むとホッとするというか（そしてバーバラ・カートランドを立て続けに読んでるとハーレが欲しくなるという(笑)。塩と砂糖ですね）。
イギリスの作家さんで、残念ながら2000年に亡くなられた（なんと1901年生まれ）そうなのですが、ロマンスを含めて700冊以上の著作があって、デイムの称号も受けられたという凄い方で、吃驚です。そういう所が“砂糖菓子”な雰囲気を醸し出しているのかもしれませんね…。そんな凄い方の作品を私なんぞが描いて良いんだろか…とか、ちょっと思ったりもしましたが、私なりに描かせて頂きましたので、少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです(>.<)*

ヒストリカルを描くのは全体的に難しかったんですが、一番難しいなぁと思ったのは、時代考証をどこまで忠実に描くかってことですね…。この時代この立場でこの行動は有り得ないけど、それ言っちゃ漫画にならないよ…みたいなトコ。この辺の匙加減が絶妙に描けると、面白い作品が作れるんだろうな〜と思うんですが。…やっぱり難しいです;;
でも、せっかく資料も色々集めたことだし、いつかまたヒストリカルが描けると良いな〜**

それはそうと、今回の原稿は妙にトラブル続きというか…しょっちゅうマグカップをひっくり返した挙げ句、トドメとばかりに原稿の束の上にホワイトの筆洗用の水入れをひっくり返して、生まれて初めて心の底からの悲鳴をあげてみたり（３,４枚ほど、絵は無事なものの紙がヨレヨレになってしまいましたが、描き直してる余裕がなくて強行突破;;;）、父の風邪をうっかり貰ってしまって、39度超えの熱でヘロヘロ状態でカラー描いたり（ちょっとだけ、ベスを演じる北島マヤな気分を味わいました(笑)。）……なんだかもう、地味〜にヘコみましたわ…

たわむれの宴のあとで (バーバラ・カートランドロマンス) 青山 遼子 サンリオ 1990-02 by G-Tools

何とか原稿が終わって、しばらくボーっとしてたり部屋片付けたり溜まってた本読んだりしてて、やっと「あ〜終わったな〜」て感じになってきました(遅)。

ということで、今月21日発売の『ハーモニィ』４月号に『公爵と薔薇の姫君』（原作/バーバラ・カートランド『たわむれの宴のあとで』）が掲載されますので、良かったら是非読んでやってください♪

今回、予告カットをデジタル原稿にしてみました。初めての上、ウチにはインクジェットプリンタしかなくてプリントアウトして確認することができないんで、どうなるかな〜…とドキドキしてたんですが、奇麗に印刷されててホッとしました** デジタルのトーン貼りも、これはこれで楽しいですね(笑)♪修正のキリがなさそうですけど。その内、本文原稿もデジタルで…とも考えてるんですが、今回の原稿、トーンの余りが多くて（これ使えそう・使いそう…と思って買ったトーンは殆ど使わずに終わってしまったんで…;;; そして、あんまりいらないかな？と思ってたトーンに限って足りなくなる始末…;;;）、これ使わなきゃもったいないなぁ…と、妙なジレンマ… ○|￣|＿　ま、まぁ、ちょっとずつってことで。

あと、今回は念願のヒストリカル〜!!** ということで、もの凄く楽しく描かせて頂いたんですが、原稿が終わって、使った資料を積んでみたらなかなか凄かったので、思わず撮ってみました(笑)。

現代ものなら、この三分の一くらいで済んじゃうんですけどね。でも、これでも足りない…。丁度良い資料を上手く見つけられたら少なくて済むんでしょうけど、資料探しも案外難しいです（>.<）;; 汽車とか馬車の丁度良い資料が見つけられなくて参りました;; 資料探しも上手くならないといかんのネ…（´▽｀）;

ついでに、今回初めて使ってみたらアラ便利！ナイス使い勝手！だった画材をメモー。

まずは「パース定規２」。前から気になってはいたものの、結構高価だし、使い方難しそう…?? と手を出さずにいたんですが、思い切って買ってみたら……なんでもっと早く買わなかった〜?!! という便利さ！遠い消失点に合わせた線を引くのが簡単で早い、紙を継ぎ足す必要もない（絵のサイズによっては必要な場合もありますが。今回は殆ど使いませんでした）という優れモノ。まだ全然、使いこなせるとこまでは行ってないですが（三点透視での使い方が、まだよく把握できず…;;）。そして、便利ではあっても、絵自体が上手くなる訳ではないという…（T.T）。

お次は「コピックマルチライナーSP」の0.05mmと0.03mm。今回の背景は、殆どをこの２本で描いてます（所々でタチカワ新ペン先も使用）。 0.03という細い線が引けるのも良いですし、ニブ＆インク交換ができるのも良いです。私は筆圧が強いせいか、細いペンはすぐに先を潰してしまうので。あとは、印刷でどう出るかなーというトコですね。

そしてこちらは「呉竹 筆ごこち」。〝筆風サインペン〟だそうで、使った感じでは〝小回りの利く筆ペン〟でした。艶ベタには向きませんが、細かい所からある程度の広さのベタまで、かなり使い勝手が良いです。インクがちょっと出過ぎな感もあるのが瑕瑾かな〜…

最後はこちら「MONO zero」。ノック式のペン消しゴムです。下絵中、ピンポイントで消したい時に大活躍でした♪先っぽにちょっとダマができるのが惜しいかもですが。これは丸形ですが、角形のもあるんで、そっちも試してみたいですね。

いやー、世の中色々便利になっとりますな〜**

恋より情熱的に (エメラルドコミックス ロマンスコミックス) 桜屋 響 宙出版 2008-12-11 by G-Tools

本日発売です。ということで、よろしくお願い致します〜！***

カバー絵の花は、一応オーストラリアの花、ワラタのつもりです…。イマイチそれらしく見えませんが。だってなー難しいんだもんなーワラタ;;; そもそも花描くのは苦手ですが。
もっと球っぽくならなきゃいけないような…と今更思ったり。最初は同じオーストラリアの花でも、もこもこした黄色のワトルにしようと思ってたんですが、下絵描いてみたら、イメージに合わないなーと急遽ワラタに変更したという。

しかし、毎回きっちりチェックして直したりしてるつもりなのに、後から必ず「ここ貼り忘れてる！修正し忘れてるー！」というトコがでてくるのは何故なんだ〜!!（≧□≦）;;;;

何だかんだと盛大にヘコむ事もあったりしますが、とにかく今できる事を精一杯頑張ろうと…頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

…ところで、このカテゴリー名をどうしたもんかと考え中。…折角だから、このまま残して、読んだハーレやその他ロマンス小説の感想でも呟こうかなぁ……。

Ray (レイ) 2009年 01月号 [雑誌] 主婦の友社 2008-11-22 by G-Tools

本日発売の「Ray」１月号に、１ページですが漫画を描かせて頂きましたので、よかったら見てやって下さい〜**

クリスマスに関する体験談を紹介する読物ページということで、私は西川史子先生の体験談を描かせて頂きました♪ 流石西川先生！て感じのクリスマスです(笑)*
絵が西川先生に似てないのはおいといて(オイ)。すご〜く楽しく描かせて頂きました♪こんなに小さいコマに漫画描いたの初めてかも(笑)。
こういうお仕事は初めてでイマイチ勝手が分からなくて、編集さんにはお手数をおかけしてしまって申し訳なかったですが…;;; ○|￣|＿
デジタル原稿作れるようになっときゃ良かった…と思ったりもしましたね…。アナログのトーン貼りとか大好きなんで、まぁその内その内…とか思って手を着けずに来ましたが。１枚を郵送するのって、もったいない〜;;; …というわけで、これを良い切っ掛けに、ちょっとずつでもデータ原稿作れるようになろうと画策中です。

ハーレクイン 2008年 12月号 [雑誌] 宙出版 2008-10-21 by G-Tools

雑誌を読んでいる方は勿論ご存知と思いますが、宙出版の「月刊ハーレクイン」が、来月号から「ハーモニィ Romance」に誌名変更になります。
名前が変わるのは、寂しい気持ちもありつつ、これからどう変わっていくのか（いや、ロマンス漫画という点では、あんまり変わらないかな、とは思いますが;;）、とても楽しみな気持ちもあります。
私も、少しでも良いものが描けるように頑張っていきたいなと思ってますので、どうぞ今後ともよろしくお願い致しますっ(>.<)**

で、誌名が変わるのと同時に、宙出版から「オーロラブックス」という、翻訳ロマンス小説が創刊されるそうで、これが個人的にすっごく楽しみなんですよね(笑)！
とりあえず、来月から２冊ずつ刊行される様ですが、どちらもタイトルがツボっぽくてvv（今月号のハーレで、英先生と麻生先生が紹介描かれてましたねvv） ガッツリ購入予定です♪（…いつ読むんだ…ただでさえ、積ん読なハーレクインが山ほどあるのに…;;;）

恋はトラブルのあとに (エメラルドコミックス ロマンスコミックス) 桜屋 響 宙出版 2008-10-11 by G-Tools

本日発売です。ということで、どうぞよろしくお願い致します！

今回のカバー絵、最初背景の色は青系のくらーい色を着けてたんですが、マットもニサも黒系の服だから、全体的に暗くて目立たない印象になってしまう…ということで、色を変えてもらいました。デザイナーさんが色を変えてくれた見本を見せてもらったら、元のより色変えた方のが断然奇麗で、「さすがデザイナーさんはスゲー!!」と感動してしまいました** ……自分で気付けるようにならないとね。うん…。;;; ○|￣|＿
今回の絵では、薔薇描くのが楽しかったです* 難しいですが。薔薇は赤が一番好きだけど、オレンジのも好きv

ところで、改めて本編を見返してみて、ニサを幼く描き過ぎちゃったなー…と思いました。何となく、精神年齢18歳くらいのイメージだなーと思いながら描いてたんで、そのイメージに引っ張られ過ぎちゃったかな…と。カバー絵くらいの感じで描けたら良かったなあ。…要精進ですね;;

個人的に、カバー表紙の上下のラインが赤なのが嬉しかったです(笑)v*

ハーレクイン 2008年 11月号 [雑誌] 宙出版 2008-09-20 by G-Tools

本日発売です。
「恋より情熱的に」（原作/ミランダ・リー）125Pを描かせて頂いてます。よろしくお願い致します〜*

今回は、ペン入れの時に、何故か原稿用紙が盛大に削れてきて参りました…;; ちょっと線を重ねただけで、ごっそり紙が削れてくるので、半泣きでしたよ、もう;; 線も掠れまくるし…（それは腕の問題かも;;）湿気のせいなのか、ペン先が悪かったのか、インクが合わなかったのか……謎です。

今回のお話はオーストラリアが舞台という事で、資料用にガイドブックとか旅行系サイトを眺めながら描いてたんですが、おかげで、すっごくオーストラリアに行ってみたくなりました(笑)* いつか行けたらいいなぁ…（´▽｀）**
で、今回その資料を友人が色々貸してくれまして。観光シーンとかで重宝しました。ホントにありがとーＦさん！お手数かけちゃってすんませんでした(>.<);; あと、今回はほとんど一人で描いた感じだったんですが、それでもやっぱり一部服のトーンとかベタをちょっと手伝って貰いまして。友人＆弟ー！いつもありがとー！

ストーリーの方ですが、今回はかなり原作とは変わってます。特に後半。何と言うか、「原作のある時点で、ヒーローが違う行動をとっていたら、こうなってたかも…？」みたいな話になってます。個人的には、原作ラストの、ヒーローのへべれけ告白は捨て難かったんですけどね…(笑)。
一番最初に書いたプロットではかなり原作に忠実だったのが、直しで二転三転する内に別物になってて、その変遷が何だか凄く面白かったです。機会があったら是非、どれくらい違うか読み比べてみて下さい*
ハーレクインは、「○部作」とか、ミニシリーズとしてスピンオフ作品を纏めてるパターンがよくあるんですが、今回の作品も、実は３部作ものの２作目だったりします（シリーズタイトルは〈プレイボーイの誘惑〉。１作目３作目はまだコミカライズされてません）。といっても、他の２作とはあまり深く関わらない話なので何も問題はないという(笑)。繋がりといえば、１作目「カサノヴァの素顔」のヒロインの上司が、「恋より情熱的に」のヒーロー・ハリーだというくらいのものなので。でも通して読むと、「カサノヴァ〜」カップルの結婚式が「恋より〜」で挙げられてたり、３作目「タンゴは踊れない」では「恋より〜」カップルが婚約して云々…という話がちらっと出てたりして、なかなか楽しいです♪
そして、実は他にもスピンオフがありまして。「誘惑された夜」という作品のヒロインの就職先がハリーの会社で、ヒーローはハリーの友人という設定でした(笑)。「カサノヴァ〜」ヒロインも登場してます。「恋より〜」から数年後の話みたいですが、残念ながら、「ハリーは家族を連れて豪華クルーズに出かけていて」、登場はしません。でも、「幸せにやってるのね〜v*」と、ちょっと嬉しかったです♪（ところでこれ、最初の方では「ハリーは海外出張で留守にしている」とあるのが、その後「一家でクルーズに出かけている」となっていて、「？？」でした…出張ついでに家族も連れてったって事でしょうか…？それとも全然別の話？;;）
これ以外にも、まだスピンオフがあったりするのかなあ？というのが、今ちょっと気になってます。

ミランダ・リー作品は、セクシャルな作風が特徴なので、私なんぞが描いていいんだろうか〜…とドキドキしてしまいましたが、とても楽しく描けて良かったです♪
話が大分変わっちゃったので、タイトルが微妙に内容と合わなくなってしまったかな…という所がナンですが ○|￣|＿

恋より情熱的に―プレイボーイの誘惑〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ) Miranda Lee 真咲 理央 ハーレクイン 2004-01 by G-Tools

「カサノヴァの素顔」が文庫化されてますね。後の２作も続けて文庫で出るのかな…？

気が付いたら９月になってて、びっくりです。…ああぁ…;;;

とりあえず、告知。
今月20日発売の「ハーレクイン」11月号に、「恋より情熱的に」（原作/ミランダ・リー）が掲載されますので、どうぞよろしくお願い致します！
今回は、かなり原作とは変わってます。特にヒーロー…（￣▽￣）ゞ 原作ファンの方は御注意…かも…？ でも、とっても楽しく描かせて頂きましたので、よかったら是非読んでやって下さいませ**

あと、10月には「恋はトラブルのあとに」のコミックスが発売予定ですので、そちらもよろしくお願い致します* m（_ _）m

な…なんとか原稿終わった〜！…というワケで、遅ればせながら。「甘い週末」のコミックスが発売になりました♪

甘い週末 (エメラルドコミックス ハーレクインコミックス) 桜屋 響 宙出版 2008-08-11 by G-Tools

どうぞよろしくお願い致します*
初めてのコミックスということで、いや〜すごいな〜本になってるよ〜うわ〜…と、ひたすら感動ですっ(>.<)**
書き下ろしは、カバー絵とあとがきのみですが。カバー絵は、ちょっとだけトビラ絵と対になる感じにしてみました。カバー絵の方はデフォルメ気味なのでナンですが。とにかく楽しく描かせて頂きました〜♪ トーンの貼り忘れとかも直せたし、良かった良かった(笑)*

７月31日発売の「ハーレクイン 夏号」（増刊です）に、２Ｐのエッセイ漫画が掲載されますので、良かったら見てやって下さい*
ハーレにハマってから投稿・デビューするまでの事を書かせて頂きました。要するに、ここの日記で以前書いた事を簡単にまとめただけの事なんですけどね…(笑)。相当楽しく描かせて頂きました♪

そして、８月11日には「甘い週末」のコミックスが発売予定ですので、どうぞよろしくお願い致します* いやもードキドキっス。

７月４日の22時に拍手でコメント下さった方、どうもありがとうございました！気付いて頂けて嬉しいです〜** 画像はまだ用意できないのですが、発売日頃には改めて告知したいと思いますので、よろしくお願い致しますっ(>.<)*