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ハーモニィ Romance 9月号

B008GVE6W8ハーモニィ Romance (ロマンス) 2012年 09月号 [雑誌]
宙出版 2012-07-21

by G-Tools

本日発売です** 「スペイン古城の一夜~伯爵と聖女~」(原作/バーバラ・カートランド『スペイン古城の一夜』)123Pを描かせて頂きましたので、宜しければ是非読んでみてやってください~**

今回の作品は、前に描いた「もうひとりの王女」と同じ1883年設定なので、描きながら、スペインで今作のヒーロー・ヒロインが出会っていた頃、ルテニアではジニア達が頑張っていたのかも…とか想像して、ひっそり楽しんでました(笑)♪

今回はスペイン国王のアルフォンソ12世とマリア王妃という実在の人物が登場するのが新鮮でした。描くのは難しいですが、実在した人物が絡むのって、ヒストリカルの醍醐味ですよね(*^.^*)*
王様、今作だと女好きで手の早い困ったさんな面しか出てませんが、実際王様としては良い王様だったようです。この作品の2年後、1885年に27歳の若さで病気で亡くなっているのですが…。大恋愛の末結ばれた最初の奥さん、メルセデスとの短すぎる結婚生活といい、ちょっと気の毒な王様で、できるだけ嫌な人には見えないようにしたい…と、つい肩入れ…(ノω`)・゚・
王様は写真なんかで見ると、もっと立派(というかもじゃっとしたというか)な頬髯なんですが、漫画的には少々アレかしら…と思いまして、『¿Dónde vas triste de ti? 』というアルフォンソ12世とマリア王妃の結婚を描いたスペイン映画の王様の髭がシュッとした感じだったので、そちらをモデルにしました。しかし髭って難しい…;;; 嫌いじゃないけど難しい…;;; 手間もかかるし。

困ったさんといえば、ヒロイン・ヴァレーダのお姉さん、ヘルミオネですが。漫画だとちょこっとソフトになっちゃってますけど、原作ではいっそ清々しいほどの自己中っぷりが強烈でした(笑)。両親ともまともそうな人でヴァレーダも良い子なのに、何故ヘルミオネだけああなる?…とか思うんですが。謎。初めての子で甘やかしてしまったんでしょうかご両親…。でも、突き抜けてるせいなのか何なのか、あんまり憎めないんですよね(´▽`)* なにげに、描いてて結構楽しいキャラだったり。果たしてその後の再婚計画や如何に?!
今回はちょっと久々にメインキャラに小さい子がいて、それも楽しかったですねぇ♪子供服も楽し♪*


スペイン古城の一夜 (バーバラ・カートランドロマンス)
バーバラ カートランド 中井 ゆみ
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