周防丸屋◆ダイアリィ

書こう書こうと（以下略）。

yom yom (ヨムヨム) 2008年 03月号 [雑誌] 新潮社 2008-02-27 by G-Tools

「十二国記」の新作「丕緒の鳥」。短編だしなー、どうかなー、と思ってましたが、すっっごく良かったです！流石です！
舞台は慶ながら、シリーズのメインキャラはほとんど全く出て来ないんですが、でも決して物足りないなんてこともなく。感動しました…ていうか泣きました。丕緒が「蕭蘭にも望みがあった」のだと気付く所とか、ラストシーンとか、じんわりと泣けましたよ……。色々考えさせられる、良いお話でした。大満足。
ジャンル問わず、物作りをする人なら特に、なにがしか共感したり納得したりな所が多いんじゃないかなあ…と思います。

と、新作が満足だっただけに、この調子で長編の新作を読ませて頂けないものか〜…と、やっぱり思ってしまうんですが。どうなんでしょうねぇ…。12の国全部は書かないというのは聞いてますが、せめて戴は…戴だけでもなんとか〜…(^.^);;

ところで、この「yom yom」って初めて買ったんですけど、凄い装丁ですね。掲載作家をアピールする気は一切ないぜ！的な(笑)。でも何か妙にツボ。手に取った感じとか、思わず全号揃えて本棚に並べてみたくなる背表紙とか(笑)。でも、中のページにイキナリ、スプレー落書きみたいな模様を入れるのはどうかなぁ…と。読み辛い…つか、ビックリする…。特に蛍光ピンクは勘弁してほしい…。これさえなければ、なかなかツボ雑誌だったんですが。
他の作品は、ぼちぼち読んで行こう…