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「仮面ライダーカブト」最終回

「仮面ライダーカブト」終わりましたなー。という事で。わざわざ触れる必要もないかなー、突っ込みだしたらキリがない(つか突っ込みどころしかない)しなー…と思いつつ、でもやっぱり。毎年書いてる事だし、一応。
ぶっちゃけ毒吐きで、「カブト最高!」て方には不快かと思われるので、隠しで。

続き

えーと…ここまでお粗末な物になるとは思ってませんでした。最初は期待してたんですけどね…。何かもう、プロの仕事とは思えないんですけど。脚本とか演出とか。支離滅裂で言動が一貫しない不自然なキャラとか、意味不明だったり、せっかく出したのに全く生かされなかったりする設定やエピソードとか、もう「何がしたいの?」としか言い様がないですよ…。暴走スイッチって何だったの(※スイッチがどういうものなのか解らないという意味ではなくて、せっかくものすごく重要な設定の様に出しておきながら、それを生かしたエピソード、ドラマ作りが全くされなかったという意味です)?ホッパー兄弟は何がしたくて登場させたの?最終回、結局大元の問題は解決してないよね?
何か、描くべき部分を全てすっ飛ばして、キャラに思わせぶりでポエミーな台詞と設定を喋らせてただけって感じなんですよね(エピソードや台詞だけを抜き取ったら、なかなか良いトコも結構あると思うんですけどね。勿体ない…)。料理対決してる暇があったら、もっとワームに対する危機感・恐怖感とか、ゼクト組織をきちんと描くべきじゃないのかい…。積み重ねが全く無い(本来、積み重なってるはずのエピソードを、全部忘れたor無かったかの様な言動をキャラが繰り返してぶち壊す)から、感情移入も説得力もあったもんじゃない状態で、行き当たりばったり感しかないという…。ここまでキャラの魅力が薄いのも珍しいんじゃないかと…。ダークカブト天道に対する天道兄妹の非道な仕打ちっぷりには、正直ドン退きでした…;;

でも、話とかキャラよりなにより、まず一番大事な部分、「アクションに燃えが無い」っていうのが最大の問題点かと思います。「おぉ!」と思ったのなんて、せいぜいガタックとキックホッパーの初戦闘くらいだし。それもすぐにかませ犬化して、これといった見せ場も無くなるし。ドレイクは最終回だというのに姿も見せず、ザビーに至っては空いてる始末。ホッパー兄弟にしても、訳の分からない消え方をして、普通ああいう展開にしたら、最終回で兄貴が「弟の仇!」とか現れて、派手に必殺技かまして、自分も散るなり「弟の分も光を求めて」旅立つなりするもんなんじゃないんですかね…最後くらい、そんな兄貴が見たかったんですけどね…。
他のライダーが出ないのはパーフェクトゼクターがあるから仕方ないんだろうけど、そもそもパーフェクトゼクターが、どうなのアレ…て感じなんで、やるせない…。ごてごてしたソードモードが、シンプルなカブトのデザインと全く合ってなくて、お世辞にもカッコイイとは言えません(あのごてごて感は、戦隊向きだよねぇ?)。最終回も、これが最後の変身!という感慨が全く無い戦闘シーンでガッカリ…。最終回のアクションが、30分前の"ブラックvsヤイバ"に気合いの入り様で遠く及ばないって、一体……。

結局また、褒められる所はライダーのデザインと音楽のみという結果に…○| ̄|_
きちんと構成するとか、辻褄合わせるとか、キャラの言動やエピソードに筋を通すって、最低限の基本だと思ってたんですけど。
……単に私が全然汲み取れてないだけなんでしょうか………

そんな感じで。次作は……期待しても良いモノなんでしょうか。なんだろう電車って………。とりあえずナレーションが関さんー!!?というのにビックリしました(笑)。

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2015/01/25(日)19:23 受信